2009年の話は先日しましたが、その時にあえて名前を挙げなかったクソ名機。
クソ台のクソではありませんよ。
クソ素晴らしい名機の略です。
この頃のKPEは本当に力があって、流石ゲームメーカーといった感じで楽しませる事が非常に上手かったと思います。
このドラキュラの画期的なシステムといえば十字架システム。
各小役に対応した十字架が6個あり、獲得個数に応じてボーナス時のART突入期待度が変わる。
獲得個数に応じてのくだりは戦国無双なんかもそうですが違うところは獲得がボーナス中じゃなく通常時と言う点。
これが何を意味するかと言うと、
ハイエナが出来るということです。
感覚的には4号機のドラゴンギャルの宝玉が若干近いでしょうか?
コイン入れて貯まってる台を当たるまで打つ。
これだけで設定不問で打てる台でした。
これがまた絶妙なバランスで、基本的に3個までは直ぐに貯まりますが3個ごときでは期待値は勿論ありません。
4個でチャラぐらいで5個から追いって感じなのですが、ある程度解析が進むとこれが単純な個数だけでなく対応してる小役次第では少ない個数でも追えるみたいな。
何言ってるかわからないと思いますが要約すると6個ある十字架は各々に対応役があって、後半貯まりにくいのは成立しにくいスイカや強1枚役対応の十字架が貯まらないからなので逆に早い段階でこの2つが仕留められてるなら他がまだでも打つ価値有りということです。
これが発覚してからは知識の勝負。
6個の十字架は液晶下部でグルグルと円を描いて回っているのでどの十字架がどの小役に対応してるのか分かりません。
しかし、
バトル後などで演出が切り替わった時は配置がスタート位置にリセットされる事が判明。
更には並び順は一律なので今獲得した十字架がなんの小役に対応した十字架なのか分かれば配置から獲得されてない十字架が何なのかも判断可能。
これによりエナの幅が上昇しました。
ただし、見間違いや勘違いもあるし十字架獲得までには多少のタイムラグもあるので本当に合っているかどうかは確認する術がありません。
加えてこの悪魔城ドラキュラはボナ確率もかなり重くコイン持ちもイイ訳ではないので間違ったらそれすなわち地獄。
この緊張感が堪らなく面白かった。
とまぁこの辺はマニアックポイントだけど一般的に見ても凄く楽しめる台でして、個人的な評価としてはまず液晶演出が美麗。
そしてそれを更に上回る最高クラスの神曲。
スロットとしてのゲーム性を差し置いてこの2点だけでも評価はかなり高かったです。
ゲーム性はリプパン型のART機なんだけどボーナス終了後のRTを規定ゲーム継続させることでARTに昇格するミッションもハラハラドキドキが素晴らしかった。
これは戦国無双の慶次ARTに近い感じ。
そしてこのARTはボーナス引くか継続に漏れるまでのARTなんだけど当時は無限ART全盛の時代だったのに継続率にして無限を排除したのも他と差別化出来てて素晴らしい。
継続率は66%、77%、88%、99%でした。
99%と無限って大きく違って、継続バトルってやっぱり終わるかもしれないからこそ手に汗握るのであって、確定よりも激アツがドキドキ出来るのと同じですね。
99%だって終わらんやんと思うかもしれませんが99%が確定するロングフリーズから単発くらったのは良い思い出ですw。
ネタとしては完璧なw。
あとこの悪魔城ドラキュラは演出も秀逸でして、ART中の継続バトルは初代北斗を基調とした内容でバランスが素晴らしく、通常時も重い初当たりでダレ気味にはなるものの激アツ演出のバランスが絶妙で時計塔とかショートフリーズとかサキュバスとのバトルとか興奮するポイントがしっかりと用意されていました。
煽るだけ煽る台とは違ってアツい演出が絶妙なバランスってのはヒット機種には欠かせない要素かと思います。
先に書いたウーロンも素晴らしかったけど、2009年ベスト機種は個人的には悪魔城ドラキュラかな。
なんかの機会にまた打てたら嬉しいんだけどね。