うえこのダラダラスロット

基本的にスロットについてダラダラと独断で語ろうと思う。異論は認めるw。

好きなものの話③ #アカギ

 

さてさてもうこうなってきたら誰が聞きたいんだって好きな話だけど、第3回目は『アカギ』です。

ネタバレを含みますが影響力は皆無なので問題ないでしょうw。

 

漫画「アカギ」の若い頃のアカギも好きだし、漫画「天」の晩年期のアカギも好き。

やはり自分の勝負に対する姿勢や考え方はアカギを参考にしてる部分が多いのであります。

ただまぁ勿論のこと凡人がアカギを体現出来るはずもなく、あくまで姿勢としてって感じだけどw。

正直アカギは天才過ぎて非現実的なので現実的に体現出来そうなのはむしろ天だとは思います。

 

天の好きなシーンと体現したいと思う姿勢は、

 

「どんな時でも諦めない。ただ尽くす。それこそが戦う者の使命。」

 

みたいなセリフがあったかと思います。

これは気の持ち方だけで誰にでも出来る事だと思います。

事実苦しい時にこの台詞を思い出して投げやりにならずに出来ることだけを尽くした結果、ほぼ不可能だと思われたところからの逆転ってのを何度も経験出来ております。

よく言う「先に洗面器から顔を上げた方の負け。」に通ずるものがあるかな?

 

何にせよ人間苦しい時ほど腹を括りがちで、負ける事への言い訳を先に作ってからの身投げって行為は多いかと思われます。

しかしながらこの姿勢こそが真の逆転や起死回生への道を手繰り寄せるものだと思います。

 

おっと、天の話になったw。

 

本題のアカギを知るには漫画「天」のアカギの葬儀部分を見ればおよそ凝縮されておると思われます。

ここでの好きなシーンはヒロに向けた「熱い三流なら上等よ。」と原田に向けた「成功を積み上げ過ぎたら身動きが取れなくなる。」というシーンです。

 

熱い三流なら上等。

これは相当に勇気付けられるセリフです。

みんな誰しもが一流に憧れて生きて、そして打ちのめされて情熱の炎を消してしまう。

これが世の中の大半で多くの人がこうして一流を羨み僻みながら生きているのではないかと思います。

だけどそうなってしまう事は失態で、そこで己を三流と認めながらもそれでも火を絶やさずに熱く生きる事こそが大事なのだと教えてくれるこのセリフは勇気を与えてくれます。

これまた先ほどの「どんな時でも諦めない、、、」にも通ずるセリフだと思います。

 

あと原田に言った成功を積み上げ過ぎたら身動き取れなくなるってやつ。

ゴメン、好きだけど正式な言い回しは覚えてないw。

これも本当によく身に染みる話で、成功かどうかはまぁさておき、長年積み上げてきたものってのは変化を加えるのが本当に難しい。

自分の中での正解が決まってしまっているから新しい視点に目を向けたり今と違った事をする事に抵抗が出たり。

成功は毒。

庭に降りるのに靴を履くという行動。

小さい頃は抵抗なく裸足でも降りれたのに時を重ねるにつれ靴を履くのが当たり前になり、そして靴を履かない人を見ようものならまるで奇人であるかのような扱い。

そんな「常識」の積み重ねが己の世界を狭めていくという描写。

この自由な発想が無ければ人は生き苦しくなり身動きが取れなくなる。

もっと自由に生きれば世界は無限の広がりを持つのに。

とまぁ己なりの解釈。

 

んーあとはオレは赤木しげるで死にたいってやつもかなぁ。

結局アカギが言いたいのはちょっと安っぽくなるけど大衆に流されずにお前はお前であれって事のように感じる。(個人の感想です。)

 

三流でもイイし型破りでもイイから、でも熱い心は持ち続けて自分らしく真っ直ぐに生きろよって。

 

それを一流サイドで表現してるのがアカギであり、三流サイドで表現してるのが天であり、三流サイドで表現出来ていなかったところから変化していっているのがヒロであり原田でもあり対比されているような気がします。

 

うん、今度はアカギというより漫画「天」の話になってるなw。

 

アカギという人物にフォーカスをするなら漫画「アカギ」の話の中からも少し。

個人的に好きなシーンは市川戦の、「合理性はあくまであんたの中での話。そんな縄じゃオレは縛れない。」みたいなセリフがあったはず。

読み返せばイイんだけど時間かかるからセリフは全部ニュアンスで話してるので大きく違ったら申し訳ないw。

 

これも心にくる。

人は常に合理性を求めて行動していると思う。

そうでないと人間どこか気持ち悪いというか理屈が通らないから変な感覚になる。

けどそこに対して真っ直ぐな人間ほど読みやすい思考になるし、こと勝負においてはこれが丸っと裏を取られる理屈になる。

同著者のカイジに出てくる「理ある故に無防備、必ず刺せる。」とか株の格言でもある「人のいく、裏に道あり花の山。」なんてのも似通った感じかな?

要するに逆張りって感じだと思うけど。

けどこれが何よりも難しい。

民主主義思考で少数派に寄せていくってのはかなり勇気がいる行動だと思う。

だけどそこにこそ勝ちへの道が開かれている。

そう思うところまでは出来るけど、あとは本当にそこに張れるのかどうか?

身投げのような行為でもあるけど、でも自分のその判断に身を委ねられるというのは勝負において最も大切な事なのではなかろうかと。

 

いや長くなったね。

他にも名シーンはいっぱいあるし、語りたい台詞もいっぱいあるしまだまだ序の口なんだけどw。

お前の解釈おかしいわって部分もあるだろうけど、個人的にピックアップした部分って大筋だと全て関連してるとも言える。

 

どんな時もどんな己も自己として否定する事なく、そして何事にも流される事もなく自分に準じ、熱く真っ直ぐに生きて真っ直ぐに死ぬ。

 

そんな「アカギ」がワタクシの大好きなものでありリスペクトする存在であります。

 

「例を逸した事はするなよ。」